あかね空

あかね空
山本 一力 / / 文藝春秋
ISBN : 416767002X
スコア選択:



2部構成で出来ていて、一部は上方から江戸へ出来てきて豆腐屋を始めた
永吉と、その江戸で出合ったおふみの物語。
永吉の職人としての腕と、おふみの力強い支え、縁もゆかりもないけれど幼い頃に
生き別れた息子の面影を重ねて影から支えた老夫婦のおかげで少しずつ「京や」
と名づけられた豆腐屋は繁盛していく。
1部の後半では、永吉とおふみの間にひづみが生じていく。
2部は二人の間に生まれた3人の子を通しての永吉おふみの思いが描かれている。

いっきに読みました、おふみが永吉を愛し、永吉もそんなおふみを愛し夫婦に
なったのに、ある事がきっかけで「京や」は繁盛するが夫婦の間はどんどん
険悪になっていく、本当はおふみはずっと永吉を尊敬し、愛し、信じているのに、
おふみの台詞はすごくきつくてひどいのだけど何故か哀れで読んでいて可愛そうに
なっていく。
この本のいいところはまとまってハッピーエンドではなくて、おふみの気持ちを理解
せずに突然亡くなってしまう永吉と、自分の気持ちを最後まで言えずに亡くなって行く
おふみ、二人は誤解したまま、されたまま生涯を閉じてしまうのだけど
2部でようやく子供達がそんな夫婦の哀れさと、本当はみんな両親に愛されていたのだと
気づかされる事で読者をすっきりさせる事にあると思う。
きっとこんな人生を歩んだ両親と子供達だから今後は「京や」を手をたづさえて大きく
していくだろうなと。
家族の結束は何にもまして強いのだと言うことをこの本を通して考えさせられます。
[PR]
by tamiko4428 | 2007-03-25 17:47 | 時代物


読書の記録帳


by tamiko4428

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

フォロー中のブログ

メモ帳

最新のトラックバック

ライフログ

検索

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧